08 20th, 2013

私は食品製造業に従事しています。
食品を作るには原料の購入から仕事が始まります。最終製品に仕上げるためには、多くの原料が必要になるわけですが、用意するものは思った以上に多岐にわたります。中身に使用するものでも、弁当などを作ろうと思えば数十種類のものを使用することになりますし、一見単品に見えるような、ボイルしただけの商品でさえ、変色、酸化を抑えるための食品添加物が使われていたりするわけです。
さらには、それらを包装するためのフィルムや、袋類が必要になります。その他、賞味期限などを表示するための、ラベル類があります。もちろん輸送時にはダンボールやコンテナが必要にもなります。このように、一つでもこれらが欠けてしまうと規定の商品が作れなくなってしまうわけです。しかしながら、食品の中で、味に対して最も大きな要素は主原料の品質といえます。
中には元の素材の味がわかりにくいものもありますが、大半は素材の味を生かした食品が多く、なんといってもおいしいと感じるものです。特に水煮のような商品であったり、焼くだけ、煮るだけの製品ではそれが顕著です。ですから、原料の受け入れチェックは重要な仕事の一つになります。
その原料に決定する際にはもちろん現地視察を行い、どのような製造工程であるかを確認しておりますが、動物にせよ、植物にせよ、その年の気候、環境、季節などにより、変動する要素が大きいのです。ですから、原料ごとに決められたチェック項目をクリアできているかを確認するわけです。
そのほかに原料のチェックをする意味はその温度を確認するという意味もあります。いくら新鮮な食材であっても、輸送時の温度が適切でなければ、品質が落ちてしまいます。冷凍品が冷蔵で溶けかけて届いたり、冷蔵品が常温で運ばれてくるなどは論外です。
そのため、目で見て、温度計で見てチェックをするわけです。
こうした積み重ねが安全で、品質の高い製品を作るには欠かせません。